閉じたすまい!開いたすまい!

kushikatsu-nori

2005年07月06日 19:12

ハイサイ
沖縄の久志です

沖縄に移住してくるかたの沖縄にたいするイメージの一つに赤瓦屋根のすまいがあるとおもいます
開けっ放しで開放感のあるすまいですネ!
竹富島の建物が典型的なものでしょう
アマハジ(えんがわ)をだしてひさしをつくり影をおとして風を取り込みます・・・

一方、このスタイルはおおらかな一面、外部からは自由にのぞかれ、プライベートな空間がほしいかたには少々無理があるスタイルの一つです

また、那覇市を含めてどんどん都市化が進み、土地の値段も高く、小さな土地を取得するのがやっとのことで竹富島の民家のスタイルを都会に持ち込むならば、とても落ち着いてすめるものではありませんネ!

そこで、都会の中、小さな敷地に効果的に愉しくくらせるパティオ型のすまいをお勧めします

建物中央に中庭を設け、中庭に向かって開放するスタイルです

開放は外だけではありません・・・内に開放するという発想ですネ!中庭を中心に広間や食事室、または寝室などを配置します・・・そして、マドは常時開放するもよし、閉じるもよし・・・プライベートな空間ができあがります・・・そして、天マドをつくるもよし、屋根は開放し星空を楽しむもよし・・・

有名な建築としては、スペインのアルファンブラ宮殿でしょうネ!
首里城もウナー(中庭)を持つパティオ型の建物ともいえるでしょうネ!

結構、那覇市や浦添市など、都会の中にパティオ、中庭型の住宅の傑作が建っていますので発見してみてください

沖縄の建築士、建築家のレベルは高いですヨ!

普遍の建築スタイルが沖縄に育ちつつあります!



那覇新都心に建てたすまいです・・・パティオを中心としたすまい・・・広間と台所と廊下がパティオを中心に配置しています



沖縄特有のブロックでスリットをつくり目かくし、そして、風の道をつくりました・・・上部は開放し青空が広がる天空です

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